深川の潮風と、金色の御神輿。江戸の商魂を奮い立たせ地盤を固める「東都最大の八幡宮」への拝礼【富岡八幡宮】

■ 富岡八幡宮 備忘録

創建: 寛永4年(1627年)

御祭神: 品陀和気命(ほんだわけのみこと/応神天皇)

見どころ:

  • 江戸最大の八幡さまと「深川八幡祭り」: 江戸時代、徳川将軍家から「永代の地盤を守る社」として篤い保護を受け、永代島と呼ばれたこの地を切り拓く人々の心の拠り所となりました。数ある八幡宮の中でも「東都一」と称され、江戸の商いと粋な文化の中心地です。

  • 江戸勧進相撲の発祥地: 境内には「横綱力士碑」など相撲ゆかりの石碑が数多く立ち並び、現代の大相撲の基礎となる勧進相撲が初めて合法的定期的に開催された場所。勝負の世界に生きる人々にとって、絶対的な「勝運」を授ける聖地です。

  • 日本一の黄金「大神輿」: 奉納されている御神輿は、純金箔や宝石を贅沢にあしらった日本最大級の大きさと華麗さを誇り、深川の商人たちの圧倒的な経済力と情熱の結晶を今に伝えています。

平成28年3月17日。神田の商魂、山王の統治力を立て続けに魂に刻み込んだ翌日、三月の少し冷たい潮風が吹き抜ける下町・深川の富岡八幡宮へと向かいました。

永代通りに面した大鳥居をくぐり、広々とした参道を進む。 昨日までの都心の高層ビル群の空気とは異なり、ここは江戸の商人たちが命を懸けて商いを行い、富を築き上げてきた「リアルな熱気」の歴史が、境内の大木や地面からひしひしと伝わってくるようです。

武運長久、そして開拓の神である八幡大神の御前に立ち、静かに拝礼を捧げます。

神田明神が「動」、日枝神社が「静」を司るならば、この富岡八幡宮は、激動の市場で実際に富を動かし、自らの領土(地盤)を永代にわたって維持し続ける「現場の強さ」を司る社。

ここで授かるエネルギーは、逆境において一歩も引かない強固な「勝負根性」と、手がけた事業を一時的な成功で終わらせず、盤石な資産として「永代」に遺していくための強烈な現実的推進力そのものです。

三日間にわたる江戸大社巡りの締めくくりに、深川の地にどっしりと碇を下ろし、自らのビジネスの絶対的な繁栄を誓った、平成28年の素晴らしい春の日の記録です。

【アクセス】 富岡八幡宮(Googleマップ)

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