紋菊の誇りと、日本橋の街角。福徳を授ける「お稲荷様」への拝礼【笠間稲荷神社 東京別社】

■ 笠間稲荷神社 東京別社 備忘録

創建: 安政6年(1859年)

御祭神: 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

見どころ:

  • 笠間藩主・牧野家ゆかり: 笠間藩主の牧野貞直公が、自邸内に笠間本社の御分霊を勧請したのが始まり。幕末から続く、日本橋界隈でも指折りの格式高い稲荷神社です。

  • 日本橋七福神の寿老神: 延命長寿の神様「寿老神」を祀り、健康と幸福を願う多くの人々が訪れます。都会のビルに囲まれながらも、朱色の鳥居が鮮やかに映える美しい景観が魅力です。

  • 商売繁盛の守護: 「紋菊」をあしらった提灯や社殿の装飾が美しく、日本橋の商人たちの成功と、日々の豊かな暮らしを見守り続けています。

平成28年4月6日。春の陽光が日本橋の通りを照らす中、久松町の角に鮮やかな朱色の幟(のぼり)が見えてきました。 ビルが立ち並ぶ都会の喧騒の中にありながら、笠間稲荷神社の境内には、本社から続く長い歴史の重みと、どこか懐かしい「お稲荷様」の温かさが同居しています。

拝殿を仰げば、名門・牧野家が捧げた深い信仰の跡が、洗練された建築の隅々に宿っています。 寿老神に健康を祈り、商いの街・日本橋で力強く生きる活力を授かりながら、都会の空に映える朱と緑のコントラストを胸に刻んだ春の日の記録です。

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