遷座の白木と、日本橋の伝統。命を繋ぐ「慈愛の神様」への拝礼【水天宮】

■ 水天宮 備忘録

創建: 久留米藩・有馬家(江戸遷座は文政元年・1818年)

御祭神: 天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)・安徳天皇

見どころ:

  • 江戸鎮座200年の新社殿: 平成28年4月に完成したばかりの最新の社殿。伝統的な木造建築の美しさと、震災対策の免震構造が融合した、現代の祈りの結晶です。

  • 「安産の子宝いぬ」: 自分の干支を撫でると安産や成長のご利益があるとされる、愛らしい親子犬の像。新社殿の完成とともに、より清らかな場所に鎮座しています。

  • 久留米から続く深い信仰: 福岡・久留米の総本宮から分霊された有馬家の守護神。かつて江戸の人々に門を開放し、「情けありまの水天宮」と親しまれた慈愛の歴史を今に伝えています。

平成28年4月18日。新社殿への遷座からわずか10日後、春の陽光に輝く日本橋蛎殻町へ。 目に飛び込んできたのは、完成したばかりの白木の社殿。その神々しい輝きは、新しい命を待ち望む家族の希望そのものを映し出しているようでした。

都会の喧騒を階下に、空中神域のような静寂の中で手を合わせれば、そこには200年にわたり江戸の母子を見守り続けてきた深い慈愛が流れています。 「子宝いぬ」の周囲に集まる人々の穏やかな笑顔と、歴史を刻み直したばかりの新しい社殿。生命の連鎖と未来への祈りが重なり合う、祝福に満ちた春の日の記録です。

【アクセス】 水天宮(Googleマップ)

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