■ 小日向神社(こびなた) 備忘録
創建: 明治2年(1869年)に合祀(元和年間の氷川神社、貞観年間の田中八幡神社)
御祭神: 誉田別命(ほんだわけのみこと)・建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)

見どころ:
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二つの古社が融合した歴史: 水戸徳川家からも崇敬された「氷川神社」と、源頼朝公にゆかりのある「田中八幡神社」が明治の世に一つとなった、歴史の重層を感じさせるお社です。
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都会の「杜」を体現する境内: 小高い丘の上に位置し、急な石段を上がった先には、周囲の喧騒を完全に遮断する豊かな緑が広がっています。
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江戸の風情を遺す石造物: 境内には、江戸時代の年号が刻まれた石碑や狛犬が静かに佇み、古くからこの地の人々に寄り添い、守り続けてきた信仰の息吹を今に伝えています。

平成28年5月21日。靖國、築土、若宮八幡と巡り、少し足に疲れを感じ始めた頃、たどり着いたのは小日向の静かな坂の上でした。 石段を一歩ずつ上がるたびに、神楽坂の賑わいが遠のき、代わりに初夏の若葉が擦れ合う涼やかな音が耳に届きます。
社殿を仰げば、そこには二つの神様が合わさったからこその、包容力に満ちた穏やかな気が満ちていました。 かつて江戸の武士や文人たちも眺めたであろう高台からの空を仰ぎ、移り変わる時代の中で変わらずに在り続ける「鎮守」の尊さを改めて噛み締めた、五月の夕暮れ時の記録です。
【アクセス】 小日向神社(Googleマップ)



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