「鹿島立ち」の決意と、奥参道の静寂。不屈の勝利を授ける「武神の総本社」への拝礼【鹿島神宮】

■ 鹿島神宮 備忘録

創建: 神武天皇元年(紀元前660年・伝承)

御祭神: 武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)

見どころ:

  • 「すべての始まり」鹿島立ち: 防人(さきもり)が旅立つ際、道中の安全を願って参拝したことから「鹿島立ち(旅立ち)」の言葉が生まれました。今も新たな一歩を踏み出す人々へ、揺るぎない覚悟と決断力を授けています。

  • 息を呑む「奥参道」: 巨木が両脇にそびえ立つ、どこまでも続くかのような厳かな参道。一歩足を踏み入れるだけで、空気がピンと張り詰め、邪気がすべて払い落とされるような圧倒的な神聖さを体感できます。

  • 国宝・直刀と要石(かなめいし): 地震を起こす大ナマズを抑え込んでいるとされる、頭頂部だけが地上に出ている「要石」。そして宝物館に眠る日本最古で最大の直刀「フツノミタマ」など、強力な霊力を秘めた遺物が点在しています。

令和4年2月24日。冬の澄み渡る寒風が吹き抜ける中、常陸国(ひたちのくに)の東端に鎮座する、始まりの聖地・鹿島神宮へと向かいました。

大鳥居をくぐり、一歩足を踏み入れた瞬間に広がる「静」の世界。 特に、奥宮へとまっすぐに伸びる杉の巨木並木は、冬の冷たい空気によってその厳かさが極限まで研ぎ澄まされ、まるで何百年もの歴史がそのまま凍りついたかのような静謐さに包まれていました。

武甕槌大神を祀る重厚な社殿の前で静かに手を合わせれば、どんな困難にも屈しない強靭な意志と、未来を自らの手で切り拓く「覚悟」が、胸の奥底から静かに湧き上がってくるのを感じます。

「すべての旅立ちは、ここから始まる」—— 凍てつく寒さの中で、自らの新たな決意を神前に誓い、不動の力を授かった、冬の日の凛烈な記録です。

【アクセス】 鹿島神宮(Googleマップ)

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