蘇る平安の栄華と、神苑の新緑。千年の都の誇りを映す「復興の聖域」への拝礼【平安神宮】

■ 平安神宮 備忘録

創建: 明治28年(1895年)

御祭神: 桓武天皇(かんむてんのう)・孝明天皇(こうめいてんのう)

見どころ:

  • 大極殿(だいごくでん)の圧倒的な美: 平安京の朝堂院を8分の5のスケールで再現した、朱塗りと緑の瓦が息を呑むほどに美しい社殿。一歩足を踏み入れれば、かつての千年の都の栄華が目の前に広がります。

  • 名勝・平安神宮神苑: 社殿を取り囲む約10,000坪の広大な日本庭園。5月中旬のこの時期は、カキツバタや花菖蒲が咲き始め、瑞々しい新緑が池の水面に映り込む、絵画のような絶景が広がっています。

  • 京都の復興と祈りの象徴: 幕末の戦火で荒廃した京都を「もう一度盛り上げよう」という、当時の市民の不屈の情熱と郷土愛によって創建された、希望と再生のシンボルです。

令和5年5月17日。宇治の日本最古の静寂に身を浸した後、初夏の瑞々しい陽光が降り注ぐ京都・岡崎の「平安神宮」へと向かいました。

参道にそびえ立つ、道行く人々を圧倒する巨大な大鳥居をくぐり、神域へ。 目の前に現れたのは、青空に鮮やかに映える壮麗な朱塗りの大極殿。明治の京都の人々が「この都をもう一度、世界の中心にする」という凄まじい気概を込めて造り上げた、魂の復興の結晶がそこに佇んでいます。

白砂が眩しく敷き詰められた広大な社頭を歩き、二柱の天皇に静かに拝礼を捧げる。 吹き抜ける初夏の風が、神苑の木々を揺らし、新緑の清々しい香りを運んできます。かつての栄華をただ懐かしむのではなく、それを力強く現代に再生させ、未来へと繋いでいく圧倒的な創造のエネルギー。

歴史のバトンを受け継ぎ、自らも新たな挑戦を続けていくための「無限の生命力」を、美しい朱と緑のコントラストの中に感じ取った、輝かしい初夏の日の記録です。

【アクセス】 平安神宮(Googleマップ)

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